「ソムリエ」「ワインエキスパート」の合格率や難易度が知りたい!
このような悩みを抱えている方が、解決できる内容となっています。
- ソムリエ試験の難易度や合格率
- 合格するために必要な勉強のコツ
- 資格取得後の将来性
ちなみに近年の合格率はこのようになっています!
年 | 2023年 | 2022年 | 2021年 | 2020年 | 2019年 | 2018年 | 2017年 | 2016年 | 2015年 | 2014年 | 2013年 |
ソムリエ | 17.7% | 30.1% | 42.1% | 37.9% | 29.8% | 26.5% | 23.5% | 29.0% | 40.9% | 30.1% | 44.5% |
ワインエキスパート | 41.9% | 32.9% | 40.7% | 47.3% | 44.2% | 32.8% | 33.1% | 38.2% | 39.6% | 41.4% | 35.5% |
ご覧のとおりソムリエは6~8割の方が落ちるというかなり厳しいように見えるかもしれません。
ですが、今からでも合格者のしている勉強方法を実践すればチャンスも十分あるので、そのあたりもこちらの記事でどうぞ確認してください。
試験日をチェックして、逆算しながら勉強していきましょう!
2024年度試験情報
- 受付期間
2024年3月1日(金) ~ 2024年7月12日(金)17:59まで - 第1次試験:ソムリエ・ワインエキスパート
2024年7月20日(土)~8月31日(土) - 第2次試験:ソムリエ・ワインエキスパート
2024年10月7日(月) - 第3次試験:ソムリエ
2024年11月18日(月)
【最新2023年記載】ソムリエ試験の合格率と難易度
実際にどれくらいの合格率なの?
それでは、まず直近6年間の「ソムリエ」「ワインエキスパート」の合格率を詳しく紹介いたします。
直近はソムリエ厳しかったようです!
- ソムリエ → 合格率 : 17.7%
- ワインエキスパート → 合格率 : 41.9%
- ソムリエエクセレンス(旧シニアソムリエ) → 合格率 : 8.8%
- ワインエキスパート・エクセレンス(旧シニアワインエキスパート) → 合格率 : 15.5%
- ソムリエ → 合格率 : 30.1%
- ワインエキスパート → 合格率 : 32.9%
- ソムリエエクセレンス(旧シニアソムリエ) → 合格率 : 12.2%
- ワインエキスパート・エクセレンス(旧シニアワインエキスパート) → 合格率 : 28.9%
- ソムリエ → 合格率 : 42.1%
- ワインエキスパート → 合格率 : 40.7%
- ソムリエエクセレンス(旧シニアソムリエ) → 合格率 : 11.3%
- ワインエキスパート・エクセレンス(旧シニアワインエキスパート) → 合格率 : 26.1%
- ソムリエ → 合格率 : 37.9%
- ワインエキスパート → 合格率 : 47.3%
- ソムリエエクセレンス(旧シニアソムリエ) → 合格率 : 12.9%
- ワインエキスパート・エクセレンス(旧シニアワインエキスパート) → 合格率 : 26.8%
- ソムリエ → 合格率 : 29.8%
- ワインエキスパート → 合格率 : 44.2%
- ソムリエエクセレンス(旧シニアソムリエ) → 合格率 : 8.2%
- ワインエキスパート・エクセレンス(旧シニアワインエキスパート) → 合格率 : 27.6%
- ソムリエ → 合格率 : 26.5%
- ワインエキスパート → 合格率 : 32.8%
- ソムリエエクセレンス(旧シニアソムリエ) → 合格率 : 8.5%
- ワインエキスパート・エクセレンス(旧シニアワインエキスパート) → 合格率 : 17.9%
ソムリエ協会より発表されている内容ですと、平均で3割前後合格されている計算になります。
ですが、難易度の高い「シニアソムリエ」や「シニアワインエキスパート」(現在はエクセレンスとなっています)に関しては平均して1割前後と、かなり厳しい結果となっています。
そのほかの年の状況を確認したいひとは、こちらからご覧ください。
さらに合格率から考えて難易度を考えると、
呼称 | ソムリエ | ワインエキスパート |
---|---|---|
一次試験 | (難) | (難) |
二次試験 | (中) | (中) |
三次試験 | (易) | なし |
とにかく「ソムリエ」も「ワインエキスパート」も一次試験で50%以上の方が落ちてしまいます!
その次にあるテイスティングの試験や実技試験は、多少の難易度はありますが80%くらいの合格率があるので、油断はできませんが落ち着いて取り組んでいけば問題ありません。
ワイン資格試験の種類と費用
皆さんが受験をする際は下記のどれかを受けることになるので、まずはどんな呼称があるのか確認しておきましょう。
- ソムリエ
- ワインエキスパート
- ソムリエ・エクセレンス(以前はシニアソムリエ)
- ワインエキスパート・エクセレンス(以前はシニアワインエキスパート)
難易度も気になりますが、受験をするひとは自分がちゃんと受験資格を満たしているかどうかを確認しなければなりません。
事前にしっかりとチェックしておきましょう。
ソムリエの受験資格
ソムリエの職務が本職(主たる職業・職務)であり、全収入の60%以上をソムリエの職務により得ていること。
【一般】
以下のいずれかのソムリエの職務を「就労時間月90時間以上の勤務で通算3年以上」経験し、基準日(開催年度の募集要項参照)においても同条件で従事している方
【会員】
基準日において、会員歴が2年以上あるJ.S.A.正会員および賛助会員在籍者
以下の条件を全て満たしており、上記いずれかのソムリエの職務を「就労時間月90時間以上の勤務で通算2年以上」経験し、基準日(開催年度の募集要項参照)においても同条件で従事している方(会員歴が2年未満の会員は[一般]の受験資格となります)
◆酒類・飲料を提供する飲食サービス
◆酒類・飲料の管理・仕入れ、輸出入、流通・卸、販売、製造
◆酒類・飲料に携わる教育機関講師(*1)
◆酒類・飲料に関するコンサルタント(*1)
ワインエキスパートの受験資格
•開催年度の基準日(開催年度の募集要項参照)において満20歳以上の方
・職種、経験は不問
※ソムリエ職種に就かれていて、受験に必要な経験年数に満たない方
※酒類、飲料、食全般の専門的知識、テイスティング能力を有する方
ソムリエ・エクセレンスの受験資格
•当協会認定のJ.S.A.ソムリエおよびJ.S.A.ワインアドバイザー
•ソムリエまたはワインアドバイザー資格認定後3年目以降の方
•以下のいずれかの職務を通算10年以上経験し、第一日程においても従事し、月90時間以上勤務している方
◆酒類・飲料を提供する飲食サービス
◆酒類・飲料の管理・仕入れ、輸出入、流通・卸、販売、製造
◆酒類・飲料に携わる教育機関講師(*1)
◆酒類・飲料に関するコンサルタント(*1)
ワインエキスパート・エクセレンスの受験資格
•当協会認定のJ.S.A.ワインエキスパート
•ワインエキスパート資格認定後5年目以降の方
•第一日程において満30歳以上の方
受験の年によっては内容が変更になることもあるので、詳しくはソムリエ協会から案内されている事項を確認しましょう。
ソムリエ試験の費用はどれくらいかかるの?
試験費用は受験回数や資格の種類によって変わります。
全呼称 | 正会員/賛助会員 | 一般 |
---|---|---|
1回受験 | 20,380円 (1,852円) | 29,600円 (2,692円) |
2回受験 | 25,220円 (2,292円) | 34,440円 (3,131円) |
全呼称 | 正会員 | 一般 |
---|---|---|
2次試験から | 7,300円 (663円) | 14,210円 (1,291円) |
全呼称 | 正会員 | 一般 |
---|---|---|
3次試験から | 3,650円 (331円) | 7,100円 (645円) |
通常、試験を受けるだけで2万円以上するので、決して安い金額ではないと思います。
しっかり勉強して、悔いのないように勉強に励んでいきましょう。
ソムリエとワインエキスパートの違い
ここまで資格の種類を紹介しましたが、そもそも「ソムリエ」と「ワインエキスパート」の違いに疑問を持ちますよね。
1番の大きな違いは「ワインの職務に携わっているか」という点です。
例えば趣味から始めてチャレンジしようという方はワインエキスパートの方になりますね!
取れるひと
かといって、試験の内容に大きな差異はありません。
基本的な勉強の範囲は一緒で、現在は最終的に実技があるかどうかという点だけです。
なので、どんな方でも本格的なワインの資格にチャレンジできる環境が整っています。
是非このブログを見てくださっている方には合格してほしいと思います。
【難易度から考える】ソムリエ試験を1発で合格する勉強方法!
合格するための勉強方法も教えてほしい!
ソムリエの試験の合格率は30%程度ということで、合格にもそれなりの努力が必要になります。
受験日当日までに、限られた時間でおぼえていかなければいけないことがたくさんあるので、受験者ほとんどのひとが取り入れている効率的な勉強方法を、こちらで簡単に解説いたします。
- 教本とは別で、自分に最適なソムリエ勉強本を1冊用意しよう!
- 隙間時間にスマホアプリを利用して、復習の時間にあてよう!
- 時間や予算が合えばワインスクールのセミナーを活用しよう!
教本とは別で、自分に最適なソムリエ勉強本を1冊用意しよう!
ソムリエ試験を申し込んで数日後には、試験用の教本がソムリエ協会より送られてきます。
この教本から実際の試験の問題が出題されるわけですが、ページ数も多く、サイズも大きい教本なので、少々使いづらい点があります。
なので、ほとんどの合格者は必ずといっていいほど、自分に合うソムリエ試験対策の参考書や問題集を別で用意しています。
とびきり予算が高いわけでもないので、そこまで負担がなく、試験に必要な点だけをまとめている本ばかりなので、教本よりも効率的に勉強がすすめられます。
あとは自分のフィーリングやライフスタイルの問題ですが、自分が使いやすそうな本を選んでいただければ問題ないので、本の選び方で迷っているひとは下記を参考にしてください。(ソムリエ試験でも一緒です)
1次試験の暗記も大切ですが、その後のテイスティング試験もあるのでグラスとかも用意しておくのもおすすめですよ!
普段ワインを飲むグラスで練習をしてもいいのですが、試験と同じグラスで勉強しておくと、より一層自信と安心がついて、当日はいい結果が期待できます。
ちなみに、試験で使用するグラスは決まって「INAOグラス(ISO規格)
国際規格準拠(INAO)テイスティンググラス G1640-6【6脚単位】
Amazon 参考価格:5,100円
楽天市場 参考価格:5,049円
Yahoo! 参考価格:7,680円
当ブログ評価:(5)
スワリングしやすく、ワインが十分に空気接触できる形状になっていて、ワインのプロフェッショナルの視覚、嗅覚、味覚に効果的に訴えるデザインです。
最初からガチガチに試験用のグラスを揃えなくても、普段使いのものから始めるのも全然ありなので、
そんなときは下記の記事も参考にしてください。
隙間時間にスマホアプリを利用して、復習の時間にあてよう!
ソムリエ試験の難易度は少し高めなので、より一層勉強時間の確保が重要になってきます。
そこで便利なのが、無料で使えるソムリエ資格試験対策用のスマホアプリです。
移動中や出先、隙間時間で教本や購入した問題集などが開けないシチュエーションのときは、スマホひとつで勉強の復習ができるので大変便利です。
こちらもほとんどの受験者が並行して利用しているので、おすすめのアプリが知りたいひとは、次の記事も参考にしてください。
時間や予算が合えばワインスクールのセミナーを活用しよう!
参考書やアプリと比べると若干費用面でハードルが高くなりますが、ワインスクールのセミナーを利用することで合格への確率は格段に上がります。
なぜならば、ワインのプロが試験に出てくる必要な点だけをわかりやすく説明してくれるからです。
1番知識として頭に叩き込みやすい方法は、体験を通して身体で覚えていくことなので、少し費用は掛かってしまいますが、効果は間違いなく現れます。
最近ではアカデミー・デュ・ヴァンという日本で1番大きいワインスクールで、無料体験を通して少しでも受けやすい環境を整えているところもたくさんあります。
自分への投資と思ってスクールも視野に入れておきたいひとは、下記でおすすめのセミナーや選び方を比較しているので、合わせて確認してみてください。
ちなみに、経験上不合格になるパターンは決まってあります(悲)
- 圧倒的な勉強不足
- 勉強時間の確保が不十分
- ポイントがずれている
厳しいようですが落ちるひとの原因、理由はこの点しかありません。
ですが、この問題は上記で紹介した内容で簡単に解決できることばかりなので、それぞれの項目を是非じっくり読みこんでください。
難易度を突破しソムリエ試験に合格した後の将来性
実際合格したあとの将来にメリットはあるの?
せっかく苦労して合格したのに、将来性が全くないと面白くないですよね。
ですが、ソムリエ試験を合格した後のメリットはたくさんあります。
実は大手の飲料企業もワインに昨今力を入れていて、商品のラインナップも増やしているほど日本では現在需要が拡大していて、嗜好品として注目を浴びています。
なのでワインを学ぶ理由はますます高まっているので、是非可能性を持ってチャレンジしていてください。
【まとめ】難易度を把握して正しい勉強方法で合格しよう!
本記事は「ソムリエ試験の難易度」について解説させていただきました。
一見難しそうですが受験資格を確認して、効率のいい勉強方法を利用しながらコツコツ継続していけば、必ず合格することができます。
そして、合格を目指していくのに勉強手順は必ずおさえておいてください。
以上でございます。
「めしわいん (@meshi_wine)」からご覧いただきありがとうございました。