セラーとかないけどワインってどうやって家で保存すればいいの?
実は僕も100本以上所有していますが、ワインセラーは持っていません(笑)
ですが、なくても良い保存方法があるのでこちらで紹介しますね。
- ダメにしないワインの保存方法
- 上手にワインを整理する方法
- いっぱいになって困った場合の処理方法
ワインセラーがないと「ワインって腐っちゃう!」「熟成はできないの?」「賞味期限は?」と思われかもしれませんが、決してすぐにダメにならないので安心してください。
どんな自宅でも「光」「温度」「湿度」さえ守れば向こう数年問題なくセラーがなくても保存できます。
ちなみに今、こんな保存方法をしていませんか?
- キンキンに冷えた冷蔵庫で保存
- 直射日光にさらしている
- ワインを立てて置いている
上記のような方や、手持ちのワインがたくさんあって不安な方は、まずは保存の基本を覚えておくことがおすすめです。
決して難しいことはありません!
- 【温度】
約13度~15度の涼しい環境が望ましい - 【湿度】
約75%の比較的多湿がベスト - 【光】
直射日光の当たらないなるべく暗い場所が望ましい - 【方法】
立てておかず、なるべくワインを横にして液面をコルクに触れさせる - 【振動】
不安定な揺れる場所はNG、安定して揺れない場所に保存する
上記を踏まえて、それぞれ詳しく解説するので是非ご覧ください。
どんな家でもできる!ワインをダメにしない保存方法
貰い物でちょっと良いワインだから保存に不安なんだよねぇ
ほとんどの方がワインセラーを所有していないので、すぐに飲まないとなると保存の仕方に困ることが多いと思います。
まず安心していただきたいのは、1日2日そのまま放置したからといってすぐにダメになるわけではありません。
念のためもう1度要注意をおさらいです。
- キンキンに冷えた冷蔵庫に保存
- 直射日光にさらしている
- ワインを立てて置いている
すでにヤバだよ!
冒頭でも説明したとおり、基本は下記になります。
- 【温度】
約13度~15度の涼しい環境が望ましい - 【湿度】
約75%の比較的多湿がベスト - 【光】
直射日光の当たらないなるべく暗い場所が望ましい - 【方法】
立てておかず、なるべくワインを横にして液面をコルクに触れさせる - 【振動】
不安定な揺れる場所はNG、安定して揺れない場所に保存する
ちなみに冷やして飲んだ方が美味しくなるワインもあるけど、いざ保存っていう場合は注意しましょう。
例えば白ワインやボージョレ・ヌーヴォとかは少し冷たい方が味が締まって美味しくなりますが、そのまま放置はさすがに危険なので、まずは下記を気をつけておいてください。
- 光
- 温度
- 湿度
上記の3つの部分を気をつけて保存をしておけばいい状態でキープできるので、ひとつずつ説明しますね。
直射日光のあたらない場所で保存しよう!
直接日光の当たる環境にワインを保存することは避けてください。
なるべく直射日光の当たらない暗がりの場所に保管するようにしましょう。
理由は、ワインは光に当たりすぎると還元臭が発生する可能性があります。
瓶も透明ではなく少し緑や黒っぽい色にしているのもそうで、紫外線は少しでも避けてください。
なるべく涼しい自宅の北側で保存しておこう!
あまりにも暑すぎるとワインの劣化を促進してしまいます。
ですが日本だと夏場は30度近くなり暑くなってしまうので、自宅でもなるべく北側の涼しい場所に保管するようにしましょう。
押入れや納戸などがあれば多少通気性もよく涼しい環境になると思うので、自宅のどこかをさがして邪魔にならないように保存してください。
【カラカラはNG】湿度も適度に高いところに保存しておこう!
暗くて涼しいところといえば「冷蔵庫」が思い浮かぶかもしれませんが、これはNGです。
冷蔵庫は確かに涼しいのですが、ちょっと温度が低すぎてしまいます。
なので、もし入れるなら野菜室くらいの温度の場所に保存をしてください。
また、冷蔵庫は湿気がないので長期で保存をしているとコルクが乾燥してしまい飲むときになって開けられないなんてことも起こります。
コルクでなくスクリューキャップなら問題ありません。
ですが、コルクの場合なるべく避けていただいた方がいいでしょう。
ちなみにワインを立てておいても、液面がコルクにふれないので乾燥してしまい開かなくなってしまう恐れがあります。
なのでなるべくワインは横にして液面がコルクに少し触れるように保存しましょう。
だからワインセラーは横になっているんだね!
セラーをもっていないひとは、直射日光の当たらない湿度のある北側の部屋や、押入れ、納戸、床下収納で、ワインを立てずに横にして保存をしておく。
さらに1本1本新聞紙などでくるんでおくともっと安心ですよ!
たくさんあるワインを上手に整理、保存する方法
ワインにハマるとどんどん集めたくなるので自然と在庫が多くなるお話しをよく聞きます(笑)
かといって全部冷蔵庫での保存や、乱暴にその辺に放り投げるわけにはいかないのでいくつか方法をお伝えします。
- ワイン専用の段ボール箱で保管する
- 簡易なラックを購入する
- セラーを購入する
ワイン専用の段ボール箱で保管する
僕はこの方法で保管しています。
ワイン専用の段ボール箱は中に仕切りがついているので、箱のままワインを横にして暗がりで保存をしておくのがエコで無駄な費用もかからずおすすめです。
見栄えがいいかと言われると、そうでもないのでこれは最大のデメリットです。
「見えないところでただ上手に保存したい!」
という方にはおすすめなので、参考にしてください。
簡易なワインラックを購入する
セラーはお金もかかるし、置く場所も確保できない方は簡易なラックで対応するのもおすすめです。
できれば本数が少ないときは折りたたんで収納できる方が邪魔にもならないので、選ぶときの参考にしてください。
例えばこんなものがあります
Amazon 参考価格:1,580円(2022年1月調べ)
楽天市場 参考価格:2,310円(2022年1月調べ)
お洒落にワインが収納できる木製のワインラックです。
使わない時はコンパクトに折りたたみができますのでとても便利です。
ワインセラーを購入する
本数が多く収納に困っているひとは、セラーの購入を検討してみるのもおすすめです。
いきなり買うのもちょっと迷うという方は、下記のチェックシートでどのくらい当てはまるか確認してみてください。
ワインセラー購入前チェックシート
- 飲んでいないワインがたまって30本以上ある
- 長い期間とっておく、もしくは長期に熟成したいワインがある
- 毎日ワインを飲む
- 自宅の収納スペースがほとんどない
- 夏場の自宅の暑さが心配
- 引っ越しの予定がない
- ワインを消費するペースが遅い
いかがですか?
さらにセラーのメリット、デメリットも確認しておきましょう。
インテリアとしても優れ憧れの家電のひとつかもしれませんが、それなりに費用もかかるので、検討したい方はさらに下記の記事を読み進めてみてください。
手持ちのワインがいっぱいで困ったときに考える対応
貰い物とか多いからちょっと整理したい!
全部ゆっくり飲むのも楽しみですが、最近は断捨離がてらにワインの「買取」をしてお小遣いに変えているひとも多いのはご存知ですか。
そもそもお酒が売れること自体知らないというひともいるのですが、銘柄やヴィンテージによっては嬉しいご褒美になることもあります。
- フリマアプリを利用する(今すぐ出品したいひと)
- お酒専用の買取業者に査定してもらう
フリマアプリは無料で登録できてすぐに出品できるクイックな部分がメリットです。
ですが、買い手がつかない限り現金になるまでの時間がかかるとことがデメリットとなっています。
そこで、当ブログのおすすめがお酒の買取業者に「無料査定」をお願いする方法です。
査定自体は無料のところが多く、店舗に行かなくても宅配で全国どこでも対応してくれるので、在庫がかさんでいる方には本当に重宝するサービスです。
フリマアプリと違い、プロの目で査定して適正な価格ですぐに現金化もしてくれので、思わぬお小遣いになることもあります。
僕も何度かお願いしていますが、丁寧な場所業者が多いので安心して任せられます。
気になる方がいれば、優秀なおすすめ買取業者やワインの相場をまとめた記事を用意しているので参考にしてください。
【まとめ】ワインの保存方法を100本以上所有するソムリエが解説
本記事は「ダメにしないワインの保存方法」について解説しました。
ワインセラーがなくても、ある程度しっかりた場所で保存をすれば数年は良い状態で保つことができるので、困っていた方は是非参考にしてください。
- 【温度】
約13度~15度の涼しい環境が望ましい - 【湿度】
約75%の比較的多湿がベスト - 【光】
直射日光の当たらないなるべく暗い場所が望ましい - 【方法】
立てておかず、なるべくワインを横にして液面をコルクに触れさせる - 【振動】
不安定な揺れる場所はNG、安定して揺れない場所に保存する
また、在庫が方になった場合は飲むだけでなく「買取」という方法で賢く処分していくのもおすすめなので、合わせて検討してみてください。
すでに開けてしまったワインなどの保存方法などは下記の記事で詳しく説明しているので、合わせてご覧ください。
以上でございます。
「めしわいん (@meshi_wine)」からご覧いただきありがとうございました。