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【ソムリエが伝授】ワインのペアリングを簡単に始められる4つの方法

料理 おうち
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はなこ

ワインのペアリングってなに?どんな方法があるの?

めしわいん

「ペアリング」=「ワインと料理を合わせる」という意味です。
ここではだれでも実践できる簡単な方法を解説しますね。

この記事の概要
  • ペアリングとは
  • 簡単に始められる4つのペアリング方法
  • 実際にやってみたペアリングの参考
  • ペアリングを覚えるメリット

ワインと料理を合わせるとき、どうしても難しく考えてしまいがちですよね!

ですが、決して特別なことをする必要はないのでこの記事をご覧いただいてどうぞ安心してください。

後ほど詳しく解説しますが、この中でもとくに①、②はEasyです。

ペアリングが上手にいくとワインが何倍も美味しくなりますし。方法だけでもおぼえておくだけでもメリットがたくさんあります。

具体的な料理やワインも合わせて紹介するので是非参考にしてください。

めしわいん

僕が実際に作ったワインに合う「おつまみレシピ」も合わせて参考にしてください。

目次

ワインのペアリングとは?

はなこ

そもそもペアリングってなに?

ペアリングは「ワインと料理を合わせる」ことを言います。

もう少し具体的に説明すると、

ワインと料理を上手に合わせることで食事を豊かに楽しくし、ワイン料理それぞれを通常で口にするより、何倍も美味しくさせることを意味します。

別のことばでは「マリアージュ(mariage=結婚)」とも言われています。

本当なの?なんて思われるかもしれませんが、一流のレストランでもオリジナルの食事に合うワインをそれぞれ用意して、メニューごとに提供してくれるところもたくさんあります。

めしわいん

ベストなペアリングを探すまでとんでもない労力と時間を要するんですよ(笑)

料理ならまだしも、ワインの知識がないとできないと思いがちですが、実際コツさえつかめば普段の食卓でも実践可能です。

4つの簡単なペアリング方法

はなこ

ワインの知識がないから、結局どうしていいかわからない!なんでもいい!ってなっちゃう!

「合わせ方」に絶対はありませんが、基本的なことは覚えておくと大変役立つので順番にご説明いたします。

ワインの色と料理・素材の色を合わせる

たろう

なんかこれはできそうな感じがするなぁ!

ワインの色と食材の色で合わせていただくことが、1番簡単な方法です。

単純に血の気の通った肉の色は赤をイメージしますよね。

魚は光物など白身の魚をまずは連想できるはずなので白のイメージがしやすいと思います。

赤ワイン関しては強い酸味、渋み、味やアルコールのボリューム感が味の特徴としてでるので、淡白であっさりしてそうな白を連想させる料理よりも、肉などの素材の色が濃い食べ応えのある料理とは自然と合わせやすくなります。

反対に、切れ味のある酸味とフルーティーな果実味、軽めのボリュームが特徴の白ワインは、さわやかな色味の料理、それこそ白を基調とした魚料理が最も自然な合わせ方になります。

あまりワインに慣れてない方でも、まずはシンプルに色で合わせてみましょう。

めしわいん

たいそうな料理でなくても、コンビニのおつまみから始めてみるのもおすすめです。

ワインと食事の産地で合わせる

はなこ

これもできそうね!

世界の色々な地域で造られるワインは、生産される場所で味わいが大きく変わります。

たとえブドウが一緒でも、その地域の気候や土壌、造り手が違うだけで多くの違いを楽しむことができます。

料理で考えてもわかるように、日本でも味付けで「関東風」や「関西風」がありますよね。

ワインも一緒です。

そういった地域の風土と、そのままワインも一緒に合わせると、自然とワインと料理が馴染んできます。

地域のワインと食の歴史はとても密接に働いています。

なぜならワインも元はブドウ、農作物だからです。

その「地の食材」、料理とワインが合うという関係性は、とりわけ自然で最もしっくりくる合わせ方です。

こちらもすぐに誰でも実践できる方法です。

その土地に旅行に行った気持ちでワインと料理を合わせてみてください。

ワインと料理の味の濃淡で合わせる【味の濃い、薄いで判断】

はなこ

これもなんとかなりそうだ!

ワインを飲む際によく聞く「フルボディ」「ミディアムボディ」などワインの比重を表現をよく耳にしますよね!

詳しくない方はそもそも何をもって「フルボディ」なのか「ミディアムボディ」なのかわからないかと思います。

プロに向けて解説しているわけではないので、ここではわかりやすく言い変えて「濃い」「うすい」で表現いたします。

もはやそのままですが、それぞれの味の濃さでワインと料理を合わせてみましょう。

味の濃い料理には味の濃いワイン(フルボディ)で合わせる。
さっぱりとした味付けの料理はさっぱりとした味わいのワイン(ライトボディ~ミディアムボディ)で合わせてみる。

どちらかが強すぎてもミスマッチは誰でも想像できますよね。(ごく稀にそれがハマることもありますが)

ワインの味の濃さは最近ボトルの裏面に書いてあるものも多いので、確認して合わせてみていただくことをおすすめいたします。

また、料理に関しては食べたことがあればある程度味の想像がつくかと思いますので、比較的こちらもすぐに実践できる方法です。

ワインと料理の香りで合わせる【難易度高め】

はなこ

これはちょっち難しそうね!

少し難易度が高いと思っているのが、ワインと料理の香りで合わせる方法。

感覚や環境が大きく作用され、その日の体調や気分によっても変わってくるかもしれません。

でも、決してできないわけでもありません。

ワインの香りの表現は多岐にわたるため、時として素材や料理から感じられる香りと非常にいいマッチングをすることがあります。

例えば、赤ワインでいえば、カシスやジャムの香りが出やすいタイプのワインがあります。
これらは、ベリー系のソースを使った肉料理には素晴らしく合います。

また、白ワインにおいてはハーブの香りが前面に強く出るワインもあるので、そのような香りのワインには「エスニック系」の風味と相性がいいこともあります。

少し難しいかもしれませんが、こういった方法もあるということだけは覚えておいてください。

実際に試してみた!ワインと料理のペアリング

当ブログでもワインと料理のペアリングに関して、たくさんのレシピを投稿しております。

上記で紹介した「4つの方法」を踏まえて、実際に合わせて美味しかったものを選抜して紹介しますね。

タコライス風ごはん×ビコーズ・アイム・ネロ・ダーヴォラ・フロム・シチリア

タコライス
ビコーズ ネロ・ダ―ヴォラ
材料(約1~2人前)分量
合い挽き肉200g
たまねぎ1/2個
キャベツ1/6個
ミニトマト6個
ケチャップ大さじ2
オイスターソース大さじ1
カレーパウダー小さじ1
COFFEE RUB小さじ1
粉チーズお好み
パルミジャーノチーズお好み
STEP
キャベツは千切り、たまねぎはみじん切り

タコライスなので、キャベツじゃなくてレタスでももちろんOKです

STEP
別容器で調味料を合わせておく

味はお好みで調整してください

STEP
たまねぎと挽き肉を炒める

たまねぎはゆっくり炒めて甘さを出すと美味しくなります

STEP
作ったソースと合わせる

塩、胡椒で調整もしてください

STEP
お皿に盛り、最後にチーズ系をふったら完成

ワインと合うようにたっぷりがおすすめ(笑)

ペアリングのポイント
  • スパイスなど香辛料の効いた料理にはスパイシーな味のワインを合わせる
  • お肉系の赤い食材には赤ワインで合わせる

詳しいレシピ

実際に合わせたワインのレビュー

シーフードクリームペンネ×ドメーヌ・ドルーアン・ヴォードン シャブリ レゼルヴ・ド・ヴォードン

クリームパスタ
ドメーヌ・ドルーアン・ヴォードン シャブリ レゼルヴ・ド・ヴォードン
材料(約1~2人前)分量
ペンネ100g
シーフードセット1セット
ほうれん草1/4束
しめじ1/4株
たまねぎ1/4個
シチューのルー1ブロック
にんにく2片
牛乳100cc程度
粉チーズお好み
適量
胡椒適量
STEP
にんにくと魚介をサッと炒める

魚介は白ワインをふって臭みをとって、にんにくの香りを出してから炒めます。

STEP
たまねぎ、しめじを投入して牛乳でアップ

軽く炒めて牛乳でアップさせます。

STEP
軽く沸騰したら火をとめゆで汁とシチューのルーを入れる

ゆで汁はおたま1杯程度でOK。よくとかして、塩、コショウ、牛乳で味を調整。

STEP
茹でたペンネとほうれん草を投入

ほうれん草に火がとおればOK。あとは味を調整しつつ粉チーズも投入。

STEP
お皿に盛りつけて、最後にチーズとオリーブオイルをふって完成

熱々のうちに食べてください!

ペアリングのポイント
  • クリームの白い料理はワインも白で合わせる
  • 味の濃いこってりした料理には、しっかりしたボリュームのある白ワインと合わせる

詳しいレシピ

実際に合わせたワインのレビュー

アスパラガスの生ハム添え×ラシャス ポワレフレッシュモヒート

アスパラガス
ラシャス
スクロールできます
材料(約1~2人前)分量
アスパラガス6本以上
生ハムお好み
適量
胡椒適量
粉チーズお好み
オリーブオイル適量
STEP
アスパラガスを下処理して、フライパンでしっかり焼く

焦がし過ぎには注意してください

STEP
お皿に生ハムを盛り付け

比較的薄めの生ハムが塩気もちょうどよくおすすめです

STEP
アスパラガスをお好みで味付け

塩の振りすぎは生ハムがあるので注意

STEP
盛り付けてオリーブオイルをまわして完成

ハムにもまわしてOK

ペアリングのポイント
  • ワインの産地と料理の産地で合わせる(フランスのアスパラはとっても有名)
  • ワインの色と食材の色で合わせる
  • 塩気があるものに、少し甘めのものを合わせると中和されて美味しくなります

詳しいレシピ

実際に合わせたワインのレビュー

ペアリングを覚えておくことのメリット

はなこ

だいぶわかってきたけど、あとは実践だよね!

実はここまでの内容のほとんどが自宅だけでなく、外食時やビジネスにも応用できます。

ビジネス?って思うかもしれませんが、接待などで素晴らしい会食作りあげることができれば自然とお取引先も一目おいて、いい契約に結び付く可能性もでてきます。

少し例を挙げて説明しますね。

外食のとき

めしわいん

僕は初めのドリンクを注文する際に、一緒に食事のメニューも見て決めてますよ!

ドリンクと食事のメニューを一緒に目をとおして、飲みたいものや食べたいものに合わせてそれぞれを選ぶことも、4つの基本を覚えていればできるようになります。

初めは少し難しいかもしれませんが、慣れてくると普段チャレンジできない組み合わせも外食ではできるかもしれません。

はなこ

美味しくなるなら嫌いなものも克服できるかもしれないね。

自分で作るのは難しい料理にも外食では試すことができるので、ペアリングを覚えておくだけでも楽しみがどんどん膨らむはずです。

是非自分で食事全体をコーディネートできる楽しみを味わていただきたいと思います。

それでもわからない料理やワインに関しては、サービスマンに聞いてみてもOKです。

無理のない程度に勉強してみてください。

会食接待を上手にコーディネート

仕事ができる人は業務以外のことにも詳しく探求心が高い人が多いです。

僕はつくづく対人のコミュニケーション能力が大切だと考えていますが、ネタとしてワインの知識は非常に活躍します。

外食と関係してますが、大事な接待や上司、部下との食事はその人の性格が丸裸になります。

そんな時に、いい食事の仕方ができる人はやっぱり信頼感がグッと増します。

お店選びから注文、出てくる料理を最後まで楽しませる能力は、上質なコミュニケーションと時間を生んでくれます。

上手くことが運べば思わぬ良いご紹介が得られるかもしれません。

これは学生も含めビジネスに身を置いているすべての方に当てはまるので、うまく仕事を回したい方には是非おすすめさせてください。

料理のレパートリーが増えます

単純にワインの知識があれば、料理のレパートリーも増やすことができます。

ワインの味の詳細を掴むことができれば、料理の味付けにも感度が良くなり舌もどんどん肥えてきます。

めしわいん

僕もワインきっかけで料理にチャレンジするようになりました。

少しでもいつもの食卓を豊かに楽しくしたいと思っていた方は、ペアリングの勉強を是非おすすめします。

初心者でも無料体験が利用できます

【まとめ】まずは自分でできそうなワインと料理の合わせ方をやってみよう!

本記事は「料理とワインの合わせ方」について解説させていただきました。

難しい部分もありますが、ほとんどはすぐに実践できるものばかりなので、是非自分でできそうなことがあれば実践してみてください。

また、もっとワインについて知っていきたい方がいれば、当ブログでも基本をしっかり説明しているので、是非こちらの参考にしてください。

以上でございます。

「めしわいん (@meshi_wine)」からご覧いただきありがとうございました。

料理 おうち

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この記事を書いたひと

大学卒業後、上場飲食会社に就職。
その後外資系ワイン会社に転職しワインコンサルタントとして営業、通信販売部マネージャーを経験し退社。

在籍時に「一般社団法人 日本ソムリエ協会 ソムリエ」を取得。

現在はEコマース支援会社に勤務しながら、夫婦でワインのウェブサイト運営、販売、レシピ撮影、開発をしています。

2021年よりNadiaアーティストとしてレシピも掲載しています。

このブログは、今よりもっと楽しく豊かな食卓をおくるために、ソムリエが誰でもできる再現性のある内容で、ワインのおすすめや情報をお届けしています。

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